2016年06月27日

2016.6.26.「蜻蛉玉による源氏物語54帖」とりあえず完成のそぞろごと@

10年前から細々と制作していた「蜻蛉玉による源氏物語54帖」が、何とか還暦中に完成しました〜!

「小さい蜻蛉玉を何とか大きめの作品としたい」「色々な技法(と言っても当方持ち駒が少ないですが・・・)をそれなりに駆使した作品群としたい」という気持ちから、何かいいテーマはないかと考え、無謀にも「ドラえもん紫式部」と「別冊太陽源氏物語」という2点の資料のみから制作し始めた、実に心許ない試み。

初めは「チャラい父子の浮いた話」(紫式部さん、ごめんなさいね・・・)と思って始めたが、さすがにこの2冊ではにっちもさっちも進まず(あたりまえや〜)、全く歯が立たない。
色々と調べているうちに、1000年前に書かれたこの長大な物語の中に、当時の文化、自然、景色、音色、香り、人々の感情や営みが盛り込まれていることが判り(遅いわ・・・)、千年にわたって多くの人が引き付けられた訳を、ちらりと垣間見た気がする。

製作はちょっと進んでは足踏みしているうちに、10年掛かってしまった(ノロノロし過ぎっ!)

今回は、54帖各帖に登場する印象的な情景を、蜻蛉玉の中に凝縮・縮小して表現する試み。
小さな物の中に、広がる風景を想像したり、もののあはれを感じたり、儚さを美しさと愛でる、という、日本人の美意識のほんの断片でも表現できればと思う。

少しずつfacebookと並行して、拙作をご紹介します。


《源氏物語20帖 朝顔(あさがお)》
雪の降り積もった月夜、光源氏は庭で雪転がしをして遊ぶ女童達を眺める。
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《源氏物語33帖 藤裏葉(ふじのうらば)》
宴の折、夕霧の盃に藤の花房が差し出され、雲居雁との結婚が許される。
源氏物語33帖 藤裏葉(ふじのうらば).jpg


《源氏物語26帖 常夏(とこなつ)》
暑い夏の日、池を臨む釣殿で、源氏と息子の夕霧、内大臣の息子らが涼んで歓談する。
源氏物語26帖 常夏(とこなつ).jpg

実物に興味を持っていただいた方は「蜻蛉羽通信」をご参照していただき、拙作個展現地でご高覧頂ければ嬉しいです〜
posted by 田上惠美子 at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月01日

2016.5.31.着物コモノのそぞろごと

突然だが、ここ数年マイブームは着物である。
着物の魅力は深く、50歳を過ぎたら自分で着物を着て個展会場で在廊したい、と思うようになった。

10回で自力で着られる教室に参加して何とか着られるようになったものの、バセドウ病を得て、着付け時に猛烈な発汗+頻脈という状態に陥り一年。
アイソトープ服薬治療で甲状腺を被ばくさせて甲状腺機能低下症で落ち着いたものの、今度は甲状腺眼症発症で入退院を繰り返し、暫く着ない間に元の木阿弥・・・
結局また一人では着られなくなってしまった、とほほ・・・。

しかし着られないからこそか、返って着物や和コモノへの妄想(?!)は強くなり、ああでもないこうでもないと帯留や帯飾りを試作しまくった。

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羽織紐”天窓”.jpg

帯留め”小市松”.jpg

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お陰様でマイブームと同期するように書籍掲載やお店からも、お声掛けいただくようになった。
ありがたいことである。

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気がつけば60歳である。
せめてゆかたでも何とかもう一度自分で着てみたい。
このほど着物スタイリストの秋月洋子さんが拙作を数点セレクトして下さった。
大変光栄なことである。

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自宅でひしめいている一軍に上がれない帯留の中から自分で身に付けようかと思うものの、やはり夏の着物を涼しげに着こなすには着付けの腕が足りなさすぎ・・・
返って周囲の人に暑苦しさを振りまいてしまいそうで、躊躇するのである・・・
posted by 田上惠美子 at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月06日

2016.3.5. 還暦記念のそぞろごと

還暦記念に新しいことに挑戦。
スマホは老眼でさっぱり見えないので、タブレットを導入。そしてfacebookに参加。

タブレットはどこをどう触ったらいいものやら・・・。
息子に操作方法を教えてもらうが、これが教わった端から忘れる忘れるっ!
さっきやってみて失敗した手順と同じ誤り方を、繰り返す繰り返すっ!
これでは前頭葉機能検査の一種であるWCSTの成績も惨憺たるありさまだろうな。
ま、頭の体操の経費だと思って、月々の使用料金を払おうっと。

facebookをやってみると、これが結構楽しい。
思わぬ人と話がはずんだり、そうかっ!と目から鱗の情報を得ることが出来たり、結構はまってしまった。
一応記事も時々投稿してみると、反応してくださる方々がいらして、嬉しい限りだ。
・・・というわけで、「そぞろごと」がさらに手薄になりそう・・・。

そうだ!! 時々facebookの自分の記事を自力コピペでこちらに再掲してみよう、と安直な考えに至る。
さっすが還暦のローテクだ。

試しに以下に掲載してみます〜

《篠山市にて》

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本日は兵庫県篠山市の河原町妻入商家群の一角に位置する應需細工所へ。

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オーナーの石井雄次さんの作品とお人柄が素晴らしい!!

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更に、ショップ兼作業場の雰囲気が素敵っ!
あっと驚く作業工程などを伺う事が出来、あっという間の楽しい楽しい一日でした。

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いや〜、物を作るのは、ホント、楽しいですわ。
拙作を常設していただくことになりましたので、お近くをお通りの節はお立ち寄りください。

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posted by 田上惠美子 at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月16日

2016.2.15.会計ソフトのそぞろごと

いよいよ60歳の大台に突入。
言語聴覚士の仕事をフェードアウトしつつ、体力があるうちにガラス作りに本腰を入れようか等々、残りの人生について徒然に考える今日この頃。

そんな時に電話が入った。
拙作を委託で置いて下さっているギャラリーさんからだ。
しかし、知り合いの女性オーナーMさんとは違う、若い男性の声。
伺ってみれば、突然お母様が亡くなったとの息子さんからの電話だった。
驚きと悲しみででなんと言っていいかわからないままお話を伺うと、「委託品を整理し始めたものの誰が出品していたかが判らないのだが、残された通帳を見ると振込先に当方の氏名があったので関係者と判り、連絡先を探して電話。数多い作品の中でどれが当方のものかわからないので直接見てもらえないか。享年69歳」とのこと。

次の日弔問を兼ねて早速お店にお邪魔した。
Mさんに色々とお世話になったことや、本当に素敵なお人柄だったこと等、穏やかな雰囲気と気配りがMさんそっくりの息子さんとお話しさせていただいたのち、拙作を数点発見しピックアップ。
Mさんの彫金作品を思い出として一点買い求めて、帰路に就く。

車中で自分に置き換えて考えてみる。
たぶん我が夫も息子たちも、当方の具体的な関係先はわかってない。
この状態で突然当方がこの世から消えたら、どこに連絡するか困るだろうなあ。
エンディングノートは数年前に買ってみたものの、全く白紙だ。
夫や息子達には時々口頭で、「お墓に入りたくない、散骨にして、戒名はいらん」と言ってはいるものの、具体性に欠ける。

今年になって当方のヒーローの一人、デヴィッドボウイも69歳で亡くなった。
考えてみれば、人生50年の昔にしてみれば、今の年齢はもうとっくに昔の平均寿命を過ぎているのだ。
やっぱりそろそろ具体的に考えないかんなあ・・・、う〜ん・・・

そこで、はたと思い付いたのが、会計ソフトだっ!
・・・?!・・・はあ?

当方、一番苦手なのがお金の計算。
お金の計算をしようとすると、右脳と左脳が突然喧嘩しだすので、すぐに「や〜めた」ということになってしまうのが常だ。
1年に一回の確定申告も、何度も投げ出しそうになりつつも誰も代わりにやってくれる人がいないので、必死の形相で電卓に向かい、書類に記入し、受付終了間際で殺気立った税務署に駆け込み、阿鼻叫喚の税務署の中で一日を過ごすことを、ここ何年も続けていた。
この現状を打破したいと考えていたら、今年たまたま当方のような頓珍漢なものを指導してくださる税理士さんが現れ、会計ソフトを導入してみることとなったのだ。

これがとんでもなくいやな作業でとんでもなく大変…、と思ったら、あらあら、結構楽しいではないかっ!
こちらが計算しなくてもソフトが計算してくれるし、入力のキーワードもイラッとしないように気の利いた変換仕様だ。
こちらの1年の具体的な行動も浮き彫りになるし、当方がどこで非常勤講師をしているかとか、どこのギャラリーさんとお付き合いがあるのかも一目瞭然だ。

いや〜、これは予想外っ!
確定申告以外にも有効活用できそうですね〜

その日の夕食時「もし万一のことがあった場合は会計ソフトのデータを見て」と夫と息子に伝えて、ほんのちょっと肩の荷が下りた気がしたのは、私だけ?!




posted by 田上惠美子 at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月31日

2015.10.31.海外新企画のそぞろごと

秋の日はつるべ落とし、あっという間に一日が終わる。
少し前にお屠蘇を飲んだと思ったら、もう年末も近い。
あら?毎回こんなニュアンスの書き出しのような気もするなあ・・・。
さて、海外の新企画。

その1:
新規立ち上げの海外向けサイトに参加〜〜!!! ぱちぱちぱちっ!
”ジャパニーク(JAPANIQUE)”という新規サイトである。

   japanique.jpg

主にヨーロッパやアメリカに向けて日本的な工芸を発信する企画なのだそうだ。
今年の春にお声掛け頂き、新しい試みでなんだか面白そう・・・ということで即参加!
制作風景の取材などを経て、12人の工芸家のひとりとして掲載して下さっている。
カッコいいHPで、皆さんの作品も素晴らしく、そこに参加させていただくことができて大変光栄である。

自分が制作しているところを自分で見たことがなかったが、こうして改めて画像で取り上げられると、やはり想像したとおり、性別不明の迫力ある姿(いつもは更に防護面を被っているので、もっとスゴイのだが・・・)である。
さて、海外からの個数限定の受注生産という形態は、さて今後どんな展開になるかな?
ご興味ある方は、こちらをご覧いただければ幸いです。


その2:
四国うどん県の香川、高松市で始めての展覧会。
愛媛県では相当昔に何度か個展やグループ展のお声掛けを頂き、参加させて頂いたことがある。
しかし、関西からはちょっと遠い上に言語聴覚士の仕事の調整が出来ず、拙作のみ行ってらっしゃい状態だった。

         20151103納屋de手仕事.jpg

今回は淡路島を通れば比較的近いし、うどんが好きである当方としては、やはり行くしかないでしょう。
50代最後の展覧会だもんね、と言うことで、11月2日には海外(え〜っと・・・、やはり四国も海の向こうということで・・・)に渡ることとなった。

初日(11/3)と最終日(11/11)は在廊しております。
お近くにお住まいの方は、是非のぞいてみて下さいませ。

因みに当方、一番遠い海外旅行は屋久島です・・・。


posted by 田上惠美子 at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする