2016年08月26日

【蜻蛉玉源氏物語】 4帖「夕顔」〜6帖「末摘花」

バタバタしているうちに、8月も末。
9月は14日から19日まで、大阪箕面市の天善堂ギャラリーで拙作個展を開催予定。
http://glassemiko.seesaa.net/article/441353732.html
源氏物語もフル出場です。
お近くをお通りの折は、ご高覧頂ければ幸いです。

《四帖 夕顔(ゆうがお)》
夕顔との逢瀬の宵過ぎ、美しい女の幻が枕元に現れ、恨み言を言うと、ふっと姿を消した。
玉サイズ:22o×19o 穴径:4o
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*六条御息所に興味を失った源氏は、夕顔のもとに通うようになる。夜半に枕元に美しい女人(六条御息所?)の幻が現れ、尋ねてこない源氏への恨み言を言って消えた後、夕顔は突然息絶える・・・。
おお、こわ・・・。
夏の夜にふさわしい、怖〜い帖でした。


《五帖 若紫 (わかむらさき)》
籠から逃げた雀を追って軒先に姿を見せた幼く小柄な美少女、紫の上。
玉サイズ:11o×11o×11o 穴径:2.5o
源氏物語5帖若紫(わかむらさき).jpg
 

《六帖 末摘花(すえつむはな)》
よく顔も見ず一夜を過ごした末摘花は、赤く長い鼻で美しいとは言い難い。
玉サイズ:18o×16o×16o  穴径:4o
源氏物語6帖 末摘花(すえつむはな).jpg
*帖名でもあり登場人物名でもある、末摘花。
源氏物語では異色の不美人。
「一夜を共にした後、その顔を見た源氏は、象のように垂れ下がった鼻の先が赤い、その顔の醜さに仰天する…」って、あんまりやないですかっ!
おばさんはおこるよっ!!
でも深窓の令嬢で頑固実直で純真そのものの性格、源氏も結局はほっておけなくなる・・・って、源氏もそこそこいい奴ですなあ!?
ということで、今回の玉は末摘花ご本人に対する当方の勝手なイメージでした。


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2016年08月17日

【蜻蛉玉源氏物語】 1帖「桐壺」〜3帖「空蝉」

東京南青山、ギャラリーカラニスでの個展も無事終了。
この度、ランプワークマガジン「LAMMAGA」で拙作の特集が組まれた36号が発刊となり、本当に嬉しい限りだ。特集として9ページにわたり全帖や拙文等が掲載されています。

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http://www.lampwork-glass.com/product/1687

また、神戸とんぼ玉ミュージアムのwebショップでは拙作の注文受付も始まり、ありがたいことに早速のご注文をいただいた。
実は当方、わざわざ2か月待ってまでご注文下さる方はほとんどないであろうと、高を括っていただけに、本当に嬉しい誤算だ。
ご注文下さった方々にお礼申し上げます。
せっかくご注文いただいたのだから、自分なりに少しでも完成度の高いものを制作してお渡ししたいと思う、今日この頃である。

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http://lampwork-museum.ocnk.net/product-group/14

蜻蛉玉による源氏物語自体は、FBで少しずつアップしていっているが、それをブログでもご高覧いただければと思う。
FBでは諸事情で各帖の順番はバラバラにアップしていただが、ここらで仕切り直しをし、ここでは1帖から順にアップしなおしたいと思う。

本日は1帖から3帖までを掲載。

《一帖 桐壺(きりつぼ)》
光源氏誕生から十二歳までを一気に描く。幼くしてただならぬ聡明さと美しさを見せる源氏。
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《二帖 帚木 (ははきぎ)》
「雨夜の品定め」 源氏一七歳。 長雨続く夜、若い男性四人が集まり、女性談議に花が咲く。
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*梅雨の晩、20歳前後のイケメン4人が集まり、女性の話。
嫉妬深い女性や浮気な女性はあかん、とか、奥さんにするんやったら自分が浮気しても許してくれる人がいい、とか、やっぱ箱入り娘じゃなくて中流の女性がええわ、とか、わいわい好き勝手なことを言っている。
1000年前も今も、変わりませんなあ・・・。
雨の夜に4人が車座で、あれこれ話し込んでいる雰囲気が正方形?!


《三帖 空蝉(うつせみ)》
「生絹(すずし) なる単衣、すべり出で・・・」迫る源氏から、蝉の脱皮の如く抜け出す空蝉。
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*ウィキペディアより、
『空蝉(うつせみ)とは、
@この世に生きている人間。古語の「現人(うつしおみ)」が訛ったもの。転じて、生きている人間の世界、現世。うつそみ。
Aセミの抜け殻(またはセミそのもの)を指す、夏の季語。』
私達はうつせみ・・・。


もしご感想などお聞かせいただければ、この上ない喜びです。

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2016年08月07日

2016.8.7. 鋸山の石切り場のそぞろごと

学校の前期テスト採点も終了し、あちこち山積みの搬出物の片付けに手をつけねば・・・、と思いつつ、写真を眺める。
あ、そうだ、東京在廊後、自分へのご褒美!?に、千葉鋸山(のこぎりやま)に行ったんだった。

東京南青山での個展後、下の息子の下宿先に転がり込んだ翌日、以前から行ってみたかった鋸山へ単独行。
千葉から80分、JR内房線(な、なんと、途中から単線だ・・・)にのんびり揺られて、浜金谷到着。

その後ロープウェーで頂上へ。

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江戸から昭和まで、房州石の切り出しが山頂から垂直におこなわれた結果、遠くから見ても、のこぎりのように見える山だ。

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人力恐るべし!!!

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途中に寄りたかった石切り場は結局ルートを取り間違え…。
ロープウェイでのぼる時も、ついつい海を見てしまい、気がつけば頂上到着で、結局一番見たかった石の切り出し場を見る事が出来ず・・・、とほほ・・・。
下の写真が、見損ねたところ・・・

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ちゃんと下調べする時間がなく行ってしまったこと、反省しきり。
これはもう、リベンジするしかないっすわ!!!

あちこちを歩き回って結局サンダル徒歩で、隣の保田駅に下山。

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ひと気のない駅の近所に飲食店を一件発見。

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ホッと一息、蕎麦とビールを注文すると、つきだしは茹で落花生で、これが美味しい!
流石千葉っ!

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2016年07月13日

2016.7.13.「蜻蛉玉源氏物語」カラニス個展のそぞろごと

東京南青山グラスギャラリーカラニスさんでの個展。
次から次に沸いてくる搬入の諸準備、テキパキ働くドッペルゲンガー田上2号がいてくれたらな・・・
何とか送り出し終了し、さて翌日上京。

ギャラリーへは当方の方が先に到着し、ガラスがなぜか到着しない!と大焦り。
午後には到着し、怒涛の展示作業も何とか無事終了。

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Mさん、Iさん、お疲れ様でした〜、そして、本当にありがとうございました!!

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初日は荒天、とほほ・・・。
そんな中、茶話会にお運びくだった方々には、なんとお礼を申し上げようか・・・。

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遠くから拙作をご覧いただくためにご足労下さった方々、蜻蛉玉談義はすごい盛り上がり様!!
これだけ思い入れを持って見て下さるのは、嬉しくもあり、また身の引き締まる思いでもあります。

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初めてお顔を拝見するfacebookのお友達も、なんだか昔からの友人のようで、とても嬉しい。

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ガラス製作仲間の方々も多く来て下さり、あれやこれや制作談議に花が咲く至福のひと時。

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もう体力的に制作できないかもと考えていたコアガラス、少し展示させていただいたのですが、面白いと言ってくださる方々のお言葉に励まされて、もう少しだけ頑張ってみようかな、とも思いなおしました。

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在廊中は多くのお客様とお話しでき、実り多いひと時を過ごさせていただきました。
皆さん本当にありがとうございました!!

ご協力いただきました京真田紐江南さんの真田紐コモノも、一部売り切れで嬉しい悲鳴です。

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本日水曜日から後半あと4日、もしお近くをお通りの折はご高覧下さいませ。

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2016年06月27日

2016.6.26.「蜻蛉玉による源氏物語54帖」とりあえず完成のそぞろごと@

10年前から細々と制作していた「蜻蛉玉による源氏物語54帖」が、何とか還暦中に完成しました〜!

「小さい蜻蛉玉を何とか大きめの作品としたい」「色々な技法(と言っても当方持ち駒が少ないですが・・・)をそれなりに駆使した作品群としたい」という気持ちから、何かいいテーマはないかと考え、無謀にも「ドラえもん紫式部」と「別冊太陽源氏物語」という2点の資料のみから制作し始めた、実に心許ない試み。

初めは「チャラい父子の浮いた話」(紫式部さん、ごめんなさいね・・・)と思って始めたが、さすがにこの2冊ではにっちもさっちも進まず(あたりまえや〜)、全く歯が立たない。
色々と調べているうちに、1000年前に書かれたこの長大な物語の中に、当時の文化、自然、景色、音色、香り、人々の感情や営みが盛り込まれていることが判り(遅いわ・・・)、千年にわたって多くの人が引き付けられた訳を、ちらりと垣間見た気がする。

製作はちょっと進んでは足踏みしているうちに、10年掛かってしまった(ノロノロし過ぎっ!)

今回は、54帖各帖に登場する印象的な情景を、蜻蛉玉の中に凝縮・縮小して表現する試み。
小さな物の中に、広がる風景を想像したり、もののあはれを感じたり、儚さを美しさと愛でる、という、日本人の美意識のほんの断片でも表現できればと思う。

少しずつfacebookと並行して、拙作をご紹介します。


《源氏物語20帖 朝顔(あさがお)》
雪の降り積もった月夜、光源氏は庭で雪転がしをして遊ぶ女童達を眺める。
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《源氏物語33帖 藤裏葉(ふじのうらば)》
宴の折、夕霧の盃に藤の花房が差し出され、雲居雁との結婚が許される。
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《源氏物語26帖 常夏(とこなつ)》
暑い夏の日、池を臨む釣殿で、源氏と息子の夕霧、内大臣の息子らが涼んで歓談する。
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実物に興味を持っていただいた方は「蜻蛉羽通信」をご参照していただき、拙作個展現地でご高覧頂ければ嬉しいです〜
posted by 田上惠美子 at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする